車いすの整備 ーブレーキの調整ー
車いすからの移乗(乗り降り)の時に、
車いすが動かない様にする為のブレーキ、車で言うところの「駐車ブレーキ」にあたるものです。
このブレーキの利きが悪いと、怪我につながってしまう事があります。
ブレーキの形状は、メーカーごとに様々な形状や種類がありますが、仕組みにはほぼ変わりはありません
今回はそんなブレーキの調整法を写真付きでご説明します
①ブレーキの取付ナットを緩める
②緩んだブレーキ本体を前後させて、位置を決める
③ブレーキとタイヤの隙間を調整し、取付ナットを締める
※隙間は左右とも同じくらいが望ましいです
隙間が狭すぎると、ブレーキをかける事ができず、広すぎると、ブレーキが効きません
調整に使う工具も様々です。
万が一、緩めるところが錆び付いて固くて緩まない場合などは
固い場所に 556等の潤滑剤を塗布して
③番のメガネレンチを使用すると緩みやすくなります
①のようなスパナでも緩めれますが、ネジの頭を潰してしまう場合があります
というのが作業の一連の流れです
なにかの参考になればと思います
但し、「ブレーキが効かない」時の大部分の原因として
「タイヤの空気圧不足」が原因と思われます
タイヤ圧については、また別の機会に投稿を考えております
ーあんしん生活 松尾ー